遠くに行きたい

自閉症児と自身も特性を抱えつつ、奮闘中です。

音楽会 自閉症の息子

 

音楽会

こんにちは。息子の音楽会にいってきました。

一生懸命歌っていました。

写真中央の目だけに線を入れてるのが息子です。

この日は、鼻水が朝から出ていて(慢性的な鼻炎)

合唱中は手持無沙汰なのか、画像のようにずっと鼻をほじほじしていましたwww

でも、その場にじっと立って、最後まで歌っていました。

ぴしっとしている周りのこと比べ、明らかに様子がおかしいですがw、

なんとかがんばっています!

 

 

音楽会2

合奏では、オルガンでした。

オルガンの場所につくなり、ニコニコこちらの方をむいて、

うれしそうでした。「お父さんお母さん」などとも言っていました。

周りは誰もそういったことをしない、言わないことを考えると

これまた普通じゃない感じはありますが

とはいえ3年生で体も小さいので、あまり違和感はないように思えますが、

いかがでしょう。

 

合奏中の手はオルガンという対象があるので、

鼻ほじほじはしていませんでしたwww

 

ちなみにうちの学校だけかもしれませんが、

娘が1年生なのですが、ギャラリーもたくさんいて、演奏時間も長いのに比べ、

3年生はギャラリーも少なく、

幼稚園で歌ったような簡単な曲目で、あっさり終わりました。

服装もみなさん結構ラフで、先生含め全然気合全然入ってへんな、と

思ってしまいました。中間学年の宿命かな。

 

何が苦手か掘り下げ、最小限の対処を

自閉症の小3の息子は、書字が苦手です。

苦手意識があるから、余計に書かないし、

いざセッティングして書き出しても、注意がそれまくる。。

 

なぜ、「書字」としたのかについて、

それは、自由帳などには、自由に駅や町の設計図のようなものを書いたり、

算数の宿題では、数字は、集中が切れつつも、漢字を書くことよりかは

早く書いています。あくまでも、絵ではなく、図や記号は書けるようです。

だから、書くことそのものは得意ではないのは確かですが、

漢字や、自分が思いつかない文章などを書くのが特に苦手で、

そういったときに意識が違うところに向いてしまう、ということなのです。

 

そんなわけで、小2のときから

場所は違えど、病院や放デイのSTに通っています。

たとえば、

病院のSTでは、括弧内に、

好きなこと(      ) 楽しいこと(      )

悲しいこと(      ) むかっとくること(     )

などなど、自己紹介的なことを書かせるトレーニングがあるのですが、

こういったこと、自閉症児ゆえなのか、息子独自の特性かわかりませんが、

なかなか思いつかないみたいですw 書字以前の問題なのです。

今日あったことを端的にまとめたり、

感想を求められたりしても、「うーん、わかんない」となります。

事柄や話に対する自分の意見なんて、「おもしろかった」など一言

伝えられたら良い方です。

一方、答えがひとつに決まっているものや選択問題などは、

比較的スムーズに答えます

つまり、文章を自分の表現や想像力でもって答えることが、

苦手なようです。

これは自閉症ゆえの特性でもありますが、視覚優位で、

言語理解WISK4について、また後日書きますが低い

息子の最大の特性かもしれません。

 

それで、上のSTのトレーニングにおいては、

回答を端的にまとめる訓練もありますが、

もうひとつ、括弧内に字を小さくおさめて書く訓練でもあります。

なので、

①自分の書きたい分量を端的に引き出し、

②括弧内におさまるよう、小さく書く

という二重の訓練になります。

②の方は個人的には、学習障害の方向けの訓練にももなると思っていますが、

息子は学習障害の要素は診断はおりていません。

それとは異なる要因から、たとえば手先の不器用さや

単純に字を書きなれていないことから、小さく書くことに時間を要するようです。

 

いずれにしても、これらの作業は息子にとっては

しんどい取り組みです。

私が今迷っているのは、どこまでこういった苦手なことを

学校や宿題以外の場で取り組ますか、ということです。

大人になれば書く機会は減るけれども、ゼロにはならないし、

苦手だからといって、今やらないわけにもいかない。

やりすぎても疲れてしまう。

このバランスが難しいところです。

 

余談ですが、このことをかかりつけの先生に相談すると、

(ちなみに私は2件病院にかかっています。

そういったエコマップも後日書きます)

「学校で連絡帳はどうしてるの?」とのことでした。

今全国そうだと思いますが、

こちらの市町村でも生徒一人一人にタブレットが貸与されていて、

連絡内容はタブレットに記載されているため、

それで息子は連絡帳を書かなくなった、という経緯があります。

それでも、先生は「連絡帳は毎日書いてきたほうがよい」ということでした。

連絡帳はメモをとる練習にもなるし、伝達の二重チェックにもなるし、

毎日この時間にこれだけ取り組む、

というルーティンにしてしまえばよいとのことです。

中学になると、連絡帳なんてものはないので、

メモする習慣として早めに介入しておいた方がよいというのです。

そしてここが重要なのですが、「できたらほめる」という行為です。

もしくは、先生はあまり奨励していない外的動機付けのご褒美です。

実際はルーティン化するまでが大変なんですが。。

ここで、よく言われるのが、スモールステップです。

ルーティン化のハードルを下げるため、

はじめから一から十全部を書かせるのは得策ではないので、

フォーマットなどを作成しておき、

ここだけ書いてね、という書く項目を減らし、

少しずつ増やしていく方法です。

たとえばですが、この連絡帳なら、

①日時

②明日の時間割(あらかじめこちらが書いておき、異なるものだけ訂正させる)

当日この時間割を見て、自分の行動を確認させる目的もある

③必要なもちもの(        )

④連絡事項(           )

書ける範囲で書き、書く項目がゼロなら、×でも書いて括弧をうめます。

毎日同じ時間、理想は朝ですが、難しいだろうなあ。。

ちなみに担任の先生に対する協力も、見込めません。

協力を求めることじたい、おこがましいかもしれませんね。

合理的配慮(後日語ります)として、

現在は息子は席を一番前にしてもらっています)

 

ではまた。

小2に書いた「ホテル」だそうです。人の顔はクラスの女子が書き足したらしい

 

放デイは習い事感覚?曖昧にやろうぜ。

 私は自分の子を、放課後等デイサービスに2か所通わせています。

 放デイに関しては、小1から現在まで何か所か通ってはやめを繰り返しました。

 全部兼ね備えた理想的なところはなかなかありません。

 あと、求めすぎてもいけません。習い事感覚、学童感覚くらいがよいです。

習い事と言ってしまうのには、結構な補助金が投与され、公益性が高い法律に基づくサービスなので、私自身も当初は、放デイ選びに苦慮しました。

 

ところで、放課後等デイサービスとは

児童福祉法第6条の2の2第4項の規定に基づき、 学校(幼稚園及び大学を除く。 以下同じ。) に就学している障害児に、授業の終了後又は休業日に、生活能力の向上のために必要な訓練、社会との交流の促進 その他の便宜を供与することとされている。

とあるとおり、法律上は単なる預かり施設では、だめなのです。単なる預かり施設の放デイはなかなか少ないかもしれません。施設ごとに特色を出して、何かに取り組ませていることだと思います。

 でも、じゃあ実際何をもって、生活向上能力訓練や社会交流といえるのか、実際の運用は、さまざまで、この解釈も、施設や親御さん次第なところもあると思います。もちろん、法定の職員数などの形式的要件を満たしての話とはなりますが。

 私が主観的に「習い事感覚」とライトに書いたのは、この法律を親が厳しく解釈して欲張りすぎると、裏切られた気分になるということとです。建前は「生活能力の向上等」なのですが、運用する側は、そこは解釈を広げて、気軽に考えてね、ということです。これは、あくまでも私の体験談で、当初の私の解釈と放デイ側の意識に隔たりがあると感じたことが多かったためです。

 あと、一般的な習い事もそうだと思いますが、何が子の成長につながるかわからないし、ある程度長い目で見る必要もあるということからです。習い事だって、親の意向ではじめさせたり、子の意向でも辞めたいと言ったり、続けたり辞めたり様々ですよね。

 

 

 まず、自分の子の特性と、どういう特色の、どういう子が通うところがよいか、このマッチングは重要です。不随する要素(空きのある曜日や時間、送迎の可否、職員の専門性、フィードバックなど職員との垣根が低いか、エキストラの費用、イベントの有無など)も要確認です。どれほど理論立てて考えても、最後はフィーリングが決め手だったりもしますが。

 あと、人気のある施設は、空き待ちとなっていたりします。

 

ちなみに私は、いわゆるセルフプランでした。相談支援員をつけず、自分でサービス等利用計画を作成し、通う施設をどこにどのように通わせるかを決め、契約するまでのコーディネーションが必要となります。

 私の場合、息子が自閉症ということと、運動神経が苦手ということ、発達障害は運動が必要などという知識を得て、はじめは運動系の放デイに通わせていました。が、今は紆余曲折へて、SST系とアート系に落ち着いています。

 

特色を大きく分けると

時間が、

①長時間預かり型と、②短時間型にわかれます。

またその内容は、

❶運動系(OT系やスポーツ系ダンス系などに分かれる)

➋学習支援系

❸工作やクッキングなどの作業系

❹アート系

➎SST系

❻プログラミングなど取り組む系

❼好きなことをする系

➑イベント参加系

❾語学系

❿❶から❾のミックス系

などなどあります。まだあれば教えてください。

このうち息子が通っていた、いるのは、

❶、➋、❸、❹、➎、❿です。

 

経験から、一つ大きなポイントは、宿題をやらせるかどいうか、というところです。

(属する学校やクラスによって宿題のない子、

宿題があっても自分から率先して取り組む子、

いざ取り組んだら早い子は、考慮の対象外でしょう)

だいたいの施設は見学の段階で、「宿題させますよ~」と言われます。

ただ、うちの息子は、自分から進んで宿題しませんし、

書字に苦労し、集中が途切れます。

だから、かなりの強制力をもって、取り組ませないとやりません。

カリキュラムがちゃんとある放デイは、カリキュラムを優先するので、

宿題まで手が回らない場合が多く、本人の意志に反して宿題させるのは、

大げさにいうと権利侵害になるので、こちらとしても強く言えませんでした。

結果、帰宅後、18時をすぎて宿題しなければならず、それはそれで大変でした。

そこでこの場合、上の➋学習支援系や、HP上に「宿題を優先させます」と

記載のあるところがよいでしょう。

ただ、➋のような放デイは、毎回宿題は必ずしてきていましたが、

療育にまつわる具体的な取り組みはあまりなく、

宿題させたら後は自由時間というところでした。

 

あと、通っている子の特性も知る必要があると思います。

特にグループで作業したりするところは、似たような精神年齢、

似たような特性、趣味の子がいる方が刺激が大きいと思います。

子のタイプでいうと、危害を加えるタイプかどうかというところは

予め見学時などで伝えておくところだとは思います。

実際、他害傾向のお子さんを避けて下さいと、

直訴されている親御さんもいました。

うちの場合、息子は受け身タイプで、不穏なときありますが、

人に危害を加えることもないだろうということで、想定外の事項でしたが。

デイによっては、そういうタイプのお子さんを受け入れていないところ

もあったり、曜日を工夫したりしているので、

どういった特性の子がいるか、確認が必要でしょう。

 

以下、どんどん私の個人的経験を、追加していきます。

❶の運動系は様々で、

常時OTの先生などを配属して、ボルダリングやトランポリンなどで

専門的に室内で体を動かせる施設や、

ある程度運動ができる子は、外でサッカーなどのチームプレーにとりくむところ、

ダンスをする施設などもあります。

息子が短期間通っていたところは、登山する施設でした。

登山といっても、緩やかな山道を往復して計2キロほど歩行するところでした。

やはり、体幹を鍛えるところは、脳への良い影響があるのが定石ということや、

発散もできることから、子の特性に応じて、できることをさせたらよいでしょう。

 

❸作業系は、読んで字のごとく毎回工作やクッキングなどします。

グループでコミュニケーションを鍛えつつ、取り組んだり、

個人で没頭したり、それぞれですが、作品を持ち帰り、

一定の達成感はありました。

工作系は、保育士さんが配属されているところが多いです。

図工のような微細運動を放デイでやると考えればよいかもしれません。

ちなみに、息子が通っていたところは、材料の経費のかかるところでした。

 

❹のアート系は、息子が今通っているのですが、

ピアノや歌などの音楽療法や、絵を書いて展示会に出したり、

実際にピアノの発表会があったりして、達成感を味わえるし、

注目されることで主役感を味わえたりします。

通っているのは女の子が多いです。

当初は選択肢の外にあったのですが、私としては意外にも気に入っています。

習い事としての要素がかなり強いかもしれません。

ただ、某精神科医you tuberさんによると、

発達障害の人のコミュニケーション向上術で、

会話は内容そのものより、相手の言うリズムやメロディに合わせる

ことが、好印象を与えるらしいので、

リズム感や音感を鍛えることは会話術向上に一役かい、

意外な角度から療育的要素が見込めるかもしれません!

 

➎のSST系はソーシャルスキルレーニング、ということで

自閉症児にとっては、療育要素が強いところかもしれません。

今現在息子は某大手Lに通っていますが、

3、4人のグループに先生一人ほどで、

伝え方の練習をさせたり、ゲームにとりくんだり、

私としては、実際の効果はともかく、

一番療育といえる療育だなあ、と思っています。

某Lは、1時間のレッスンですが、

預かり型でしているところもあります。

 

私が、お話できるのはこんなところですが、

これからまだ、他の要素の放デイも通うかもしれないし、

もう放デイに通わせないかもしれないし、

それぐらい、気軽に考えています。

以前は、送迎してくれて、療育して、宿題させて、フィードバックも受けてと、

欲張っていましたが、なかなかずべてを満たすところはありません。

働いている方は学童感覚の方もいらっしゃるようです。

 

まずは、放デイの謳い文句に惑わされず、

納得ゆくまで見学することです。

多忙な施設は、この見学自体の時間も1時間ほどで、

じっくりさせてくれませんが、

そういったところは、普段もなかなか質問しにくかったりします。

でも、習い事だったら、そんなもんだよね、とやはり

習い事感覚がしっくりくるというのが、実情ではないでしょうかね。

 

 

 

未経験SW実習生の末路!?

 私は、福祉職まったくの未経験から、社会福祉士の資格をとろうとしています。試験が来年2月なので、まだ受かってないやないかい、という話なんですが、自分のモチベーションアップのためにも書きます。

 なぜ社会福祉士を?というところなのですが、以前にも書きました、息子が自閉症で、世の中に息子のような、福祉のお世話になりきれない、境界知能で凸凹があって、という性質の人の役に立ちたいと、ふんわり思ったのが、きっかけなのです。だったら、デイサービスや就労移行支援などで働いて、児童発達支援士なり生活支援員や職業指導員なりを経験し、相談支援業務につくのが、社会福祉士の資格を取得するより先なのでは、と思いましたよ。

 社会福祉士は名称独占の資格なので、別に資格がなくても業務にはつけます。が、私自身は理論先行型で、ある程度の知識をつけた状態で働きたいというのと、私は今43歳で、だんだん体力や暗記力も全盛期に比べると衰えてるし、何より老眼やばいしで、そのあたりのことを考えると、勉強するなら今でしょ(古い)と勢いで目指すことになったのです。

 社会福祉士は目指すルートがいくつかあって、私は養成学校1年半と実習つきのコースです。

 で、ここからが本題で、何が言いたいというと、福祉系の学生ならともかく、たいした職歴のない福祉職未経験から目指すのは、本当にコミュ力がないと厳しいなあということ。

 コミュ力のなさを如実に感じたのが、スクーリングと実習でした。

 自分が小心者のせいなのかもしれませんが、社会的地位もないに等しい普通の主婦が、スクーリングなどでいっちょまえの発言するのは、非常に肩身が狭く、難しかったです。今思うとそんな構える必要もなかったし、相手をリスペクトしすぎるな、でしょうか、主婦であっても自分の目指す動機を肯定的に捉えられます。が、そのときは、とにかく自分に自信がなかったです。あるのは自閉症の子を小学校2年生まで育ててきたということくらいでしょうか。

 中でも辛かったのが、23日間の実習でした。

 実習先は障害福祉施設でした。就労継続支援B型と生活介護のあるところです。本当は就労移行支援を希望したのですが、社会福祉士の実習担当の資格をもつ人が、近隣にいなかったので、重めの障害者施設となりました。私はその中の生活介護に配属されました。

 生活介護の方は、コミュニケーションがあまりとれない方が多かったです。また、介護実習ではないので介助もできず、実習生がやることといえば観察と、一緒にパズルをするなどのコミュニケーションがメインでした。上述のように生活介護の方はコミュニケーションが難しく、昨日今日きた異分子に心を開いてくれる人も少なく、私なりに努力して同じ時間を共有するようにはしましたが、人によっては短時間では難しかった。職員さん自体は利用者さんを管理したり、記録とったり、利用者さんができないことはすべてやって、利用者さんや職員間でも時間をかけて信頼関係を築いてきているし、忙しそうでしたので、私でもできそうな掃除などのお手伝いもしたりしました。そ・れ・で・も・時間がゆ~ったりしています。なので、せっかちな自分にとっては一日が非常に長かったです。ちょっと寝そうになりそうなときもありました。

 一番辛かったことは、愚痴になりますが、聞いてください。一番辛いのは、時間の流れが遅いのでも、実習日誌でも、利用者さんとのコミュニケーションでもなく、生活介護担当の職員さん達です。女性だったので、彼女たちと書きます。彼女たちはどうも冷たく、聞こえよがしに私の悪口めいたことを言っていたり(思い込みかもしれないが)、マウントをとってきたり、全然ウェルカムムードじゃなかったことです。実習生相手だからそんなもんといえばそうで、自分から積極的に質問したり、お手伝いしようと努めましたが、終始アウェーでしたよね。なので、自身の動き表情や考えが非常に硬直的になってしまいました。学びたいことに集中しようと言い聞かせ、私はどでかいテキストをお守り代わりに、終始かばんにいれて持ち歩いていましたが、それすらも職員間でネタになっていたようです。まあデカい鞄をもってると、利用者さんの方が変に思うのもあると思いますがね。ああ、福祉の現場でもこんな感じなのか、福祉職員は天使だと思っていたのがある意味の偏見だったんだなと。

 あとあと予備校の相談援助実習のスクーリングで報告会があり、同じ就Bの実習でも楽しかったという人もいて驚きました。この差はなんなんだ、と考えました。その楽しいと言っていた方は、実習先がコロナ禍にもかかわらず、イベントをたくさんしていたようで、そこにたくさん参加させてもらったというのです。でも要因はそれだけではありません。その方は私よりも年配の方でしたが、落語をしているためかコミュ力が高く、なんだかんだで楽しい人なんだろうな、と思いました。私は見るからにおばさんプラスとっつきにくそうな見た目で、その上実習最後の方は疲れからか見境なく実習担当者や施設長にうっすら愚痴をぶちまけ不機嫌にさせてしまったり、ぐだぐだでした。事実コミュニケーションは落第にならないぎりぎりのCをつけられていました。。それには家で泣きましたが。

 以上、かいつまんで辛い話をしました。

 ええ、わかってるんです。 

 ただの主婦でなんのキャリアもない自分を、コロナ禍で受け入れてくれただけでも、ありがたいということを。それで、なんのキャリアもないならせめて、コミュ力が必要だろということも分かっているのです。だから、たとえ嫌な人間がいたとしても簡単に凹む豆腐メンタルや被害妄想しがちな考え方を先に治療したり一般的なコミュニケーション力を磨いてから、福祉士を目指すべきだったのでは。とも思いました。

 もちろんそれ以外にも実習担当者が学んでほしいことと、自分の質問事項がずれていたり、必要以上に勉強で出てくるワードを日誌に書いたり、間違ったことも書いたり、気をつかって空気に徹したことが仇になったり、いろんな改善点があります。

 でも、でも、実習に限っていうなら、もう終わって、やりきって単位とってるんですよね。どんな成績でもやりきったもの勝ちなんですよね。確かに心の傷は残ってますが、こうやって書けるくらいのエネルギーに変換できるようになりました。

 だから、もし今実習で大変な思いをしていて、たまたまここのページにたどりついた人がいるなら、実習は終わりはあるし、働くのはそこを選ばなかったらいいし、それでも学べることはたくさんあるしそこは感謝して、自分の至らない点は冷静に分析して後から改善してゆけばいいし、何より自分の強みを恥じずにしっかり出すことが大事なんだな、とアドバイスしてみます。でもまあ、みなさん、私より絶対に実習の成績が良いと思いますし、まだ合格して実務経験もないのにいっちょまえにアドバイスして、えらそうですね、私。そういうとこが私だめなんかなwww

 このように茨の道ははじまったばかりですが、まずは合格めざしてがんばります!

 

初投稿 子の発達障害と社会福祉士をめざすこと

自己紹介

はじめまして、数々のブログで挫折してきて、ここにたどり着きました。

以前のブログはこちら↓

ameblo.jp

こちらにはじましての投稿なので、簡単に自己紹介から。

私は今アラフォーと呼ぶには少し無理がある40代中盤にさしかかる者です。

私には今現在小学校低学年の子供が二人いて、

彼らが私のアイデンティティの8割をしめているといっても過言ではないでしょう。

そのうちの一人、兄が自閉症スペクトラムの診断を4歳のときにうけ、もう一人妹はドがつく偏食の子です(きょうだい児と呼ばれる存在に該当するのでしょうか。このことも折に触れて書こうと思います)。私は二人とも大好きですが、困ることもたくさんあり、思うような母親業がなかなかできません。

こどもって、何かしら特性があったり、親から見て悩ましいところがあったり、

逆にとっても素晴らしいところがあったりするから、

一面的にその「特性」を挙げて、語るのは、その子のことを大胆に省略している

ような気がしますが、第三者に対しては、特定のワードで分かりやすく伝える

方が伝わりやすいし、実際その「特性」で私の人生は左右されているので、

ここでは、一面的な「特性」をもって語りたいと思います。

なお、私自身、生きづらさを感じながらも、今日まで何とか生きてきました。

子どもの自閉症診断を機に、自分にも特性があるのではないか?

と考えることがありますが、

「この年で診断されたかて、何か困る?しかも定職に就いていない

ただの主婦で、陰キャでママ友一人いないので、困ることはないだろう」と

開きなおっていたら、困ることありました。

端的にいうと「コミュ障」です。

一期一会のお付き合いや、ポイントポイントでかかわる人に対しては、

そこまでコミュ障を感じさせることはないはずで、

だからこそじっくりお付き合いすることを避けていました。

なので、ある程度ちゃんとかかわると、コミュ障バレする自覚はありました。

そのことを以下に書きます。

 

コミュ障なのに社会福祉士をめざす

私は、子の診断を機に、発達障害について知識を得、

どうしたら困り感がなくなるか、

自分で対処できない場合、児童発達支援や放課後デイ、

かかりつけの病院など地域の資源を活用してきましたが、

これらを利用するにあたり、自分がサービス利用計画案をたて、

プランニングし(いわゆるセルフプラン)、子供にはどういった

支援が適切なのか、考えてきました。

そうこうしているうちに、発達支援そのものにも興味がわき、

支援というものは一生涯続くし、一面的ではなく、

ポイントポイントで受ける支援をつなげたいと思ったり、

発達障害を抱え困っている人は世の中たくさん存在していて、

子供や自分も含めて、そういった人たちの

役にたちたいと考えるようになり、福祉そのものに興味をもち、

今現在、福祉職未経験から社会福祉士を目指して勉強中に至るというわけなのです。

未経験なので、養成学校に行き、23日におよぶ実習も経験しました。

この実習や養成学校のスクーリングで、コミュ障が本領発揮しました(泣)。

はじめに言うと、実習そのものは、個別支援計画が立てられたことや、

利用者さんと触れ合えたこと、また権利擁護について学べ勉強になりました。

ただ、私のコミュ障爆発で、それを隠そうとはじめのうちは

笑顔で対応していたのですが、だんだん笑顔が消えはじめます。。

そもそも職員さんからのけ者にされている感をひしひしと感じ、

でもまあ実習生とはそういうもんだと思って、余計な気をつかったり、

口数を最大限に減らした結果、笑顔も徐々に消え、最後の方は存在感を消していました。でも最低限、利用者さんには笑顔で対応していました。

そのくせ実習担当の人や直属の上司の方には言いたいことを

はっきり言ってしまったり、ピントがずれていたりして、

かなり嫌がられていたように思います。。。

結果、コミュニケーションスキルにC(AからDの4段階でDは不合格)

をつけられ、今となっては私に問題あったからだろうなと想像できますが、

実習当時はいっぱいいっぱいで振り返る余裕もありませんでした。

アウェー状態になると途端にコミュ障になる特性を

遺憾なく発揮してしまうことも含め、「ああ、これが今の自分かあ、

よく単位もらえたな」と思っています。

 

学んだこと

ここで、私コミュ障だ、だめだ、困ると思うのは普通のことなんです。

まずそういう自分を受け入れ、問題はそこからで、分析をし、

今後に活かす、ということが必要です。これが、

「私は、困っているや特性のある人の役に立ちたいと思ったから

福祉士をめざしているんであって、自分の特性や経験も活かせるじゃないか!」

という強いポジティブな自分です。かたや、

「あ~あ、やっぱりコミュ障はコミュ障だ、福祉士なんて

コミュスキルの高い人が目指す仕事だし、資格とれても

仕事にならんよ、無理無理」

という弱気な自分とがせめぎあい、葛藤があるのも事実なので、

あまり自分をせめず、人付き合いのコツをつかんだり、

何より、自分と相性のよい職場を選ぶことも必要だなと、

締めくくります。

 

今までのは自分の話だったのですが、

もとい、子の発達障害関連の話について、

また社会福祉士関連のこと、自身の特性など含め、

少しずつ書いていけたら、と思います。

では、拙い文章ですが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

窓から景色を見る息子 車体には興味ありませんが、路線博士です