遠くに行きたい

自閉症児と自身も特性を抱えつつ、奮闘中です。

学校で使いたい手順ノート

自閉症の息子を抱える母のブログです。

小学3年生で、普通学級に通っています。

来年度より一部支援級の利用を考えていましたが、

今年度からの文科省の通達により、我が自治体では週の半分

を支援級で過ごすことになるのです。

当初は「国語、図工、体育」を支援級で過ごしたいと希望しましたが、

「図工・体育」はイベントがあることを考慮し、普通級にいなければならないようで、

そうすると国語以外の教科を週の半分すごすとなると、

他の得意教科まで支援級に通うことになり、

思っていたコーディネーションができないという事態になってしまったのです。

なので、その通達を採用していない自治体への引っ越しも視野にいれています。

 

前置きはそのくらいにして、

今日は学校で利用したいと思っている下の写真の手順ノートについてです。

なぜこのようなノートを作ったのか、というと、

担任の先生から、「最近社会と理科の教科とノートが机に出ていない、ランドセルへの準備もお母さんがしているとのことで、困るのは●●くん(子の名前)なので、自分でさせるようにしてください」というのが直接の引き金で、

前々から、下の❶から❸のような理由で写真のような

「手順ノート」を作ろうと思っていました。

❶息子は、授業で使う教科書やノートを机の上に出さないことが多い。

❷毎日のランドセルへの準備は、ほぼ私がしていたため、

 教科書やノートを管理する意識が低い。

自閉症の子は視覚支援が有効

 

この手順ノートですが、右のページには、

準備できたか?話が聞けたか?ノートが取れたか?

の●×表をはりつけています。

毎回、●×はつけなくてもよいのですが、あくまでも注意喚起のためです。

当初は、机の上に貼り付ける仕様に、小さいタイプも作ろうと考えましたが、

息子がせっせと毎日テープで貼り付けることはできないだろうな、

と思い、このノートを常時開いて準備させるべく、定着できたらよいな、

と試案しています。

 

ただ息子は、やることはわかっているけど意識がそちらにむかない、

休み時間だからぼーっとしてしまう、周りに気を取られる、などの要素が入ると

こういったノートとて、功を奏さない可能性があります。

「手順ノート見て準備して」と声かけなどして誘導していただく必要があります。

このことを私が言うと角が立つはずなので、

息子の方から連絡帳に、

「先生からもじゅぎょうの前に声かけお願いします」と一言添えました。

 

 

↓再掲